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眼福か目の毒か

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東山のほうに用事があったのでそれならついでにと軽い気持ちで立ち寄ったのがいけなかった。
いや、正直に言うと決して軽い気持ちではなかった。
祇園にライカ京都店ができたと聞いて以来これまで何度も行ってみようとは思ったものの、僕には敷居が高かった。
今回はちょうど憧れのセイケトミオさんの写真展が開催中だったので、その作品だけでもと思って訪ねてみた。
京町家の佇まいをそのまま残したライカストアは、まるで一見さんお断りの高級料亭のようで、やはり格子戸を引く手には力が入る。
1Fのショップは横目で一瞥しただけで、そのまま2Fのギャラリーに上がった。
しばし誰もいない静かな空間でセイケトミオさんの世界に浸る。
モノクロームで写し出されたベニスの風景は、奥行きと、行ったこともない彼の地の空気さえ感じる。
自分がその場に立っているような気持ちにさせられる。

いい作品を見た喜びのまま大人しく帰ればよかったのだけど、やはりその作品を生み出したカメラを知りたくなる。
しかもそれは階下のショップに手に取れるように並んでいる。
腕は買えなくてもカメラは買える。もちろん僕にはどちらも持ち合わせていないが、、、。
そのまま帰ろうとも思ったが、折角だからと勇気を出してずらりと並んだ中からライカMを手にしてみた。
持った瞬間にこれまでさまざま触れてきたカメラとの圧倒的な差を感じた。
どうしてここまで高い価格を付けられるのかという素人考えが、その重みと質感で瞬間に吹き飛んだ。
シャッターを押してみた。
もうここで完全にライカウィルスに感染してしまった。えらいこっちゃ!
デジタルカメラ全盛の時代に、これほど写すという行為に喜びを感じるカメラはないのではないか。
ライカ信者の気持ちがやっと少しだけわかった気がした。
宝くじでも当たらない限りどう足掻いてもそんな資金は出てこないので発病することはないと思うが、微熱はしばらく続きそうだ。
なにごとも体験してみなければわからない。

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